ひょっこりポンカン島

―――――――――――――――下浦地区振興会―

しもうらリレーブログ第8回「不知火を収穫します!」

下浦町生まれ下浦町育ちの吉田と申します。

下浦町の特産の一つ柑橘類。
今年は天草でも雪が降り、収穫が心配されるところ・・・。
そんな中、これから出荷のピークを迎えるのが、露地栽培のデコポン(不知火)です。みなさんに馴染みがあるのは「デコポン」という名前でしょうが、実は「デコポン」は「不知火」の中でも選ばれた果実のみが名乗ることを許される名前です。(詳しくは「下浦を買う」「下浦町のみかん」をご覧ください)
ここでは、「不知火」という名前で、ミカン農家しか知らない(かもしれない)収穫の際の裏話を少しご紹介します。

これは、収穫期を迎えた吉田家の木。たくさんなってますね。

不知火は傷つきやすいので、収穫の際はコンテナに新聞紙や緩衝材を入れます。吉田家では「ふわふわ」と呼んでいます。不知火さんはとっても繊細なお嬢さまなのです!

更に、不知火の木には棘があるってご存知でしたか?

写真のような棘が枝にいっぱい。写真の棘は小さいほうで、もっと長いとげもあります。収穫が終わるころには手が傷だらけになっていることも。
下浦町には、道沿いに不知火の木が生えていて、少し手を伸ばせば触ることができる場所もありますが、棘には十分注意してくださいね。

さて、話は変わりますが、みなさんが不知火と言われて想像するのはどんな形でしょうか?
どの果物にも言えることですが、収穫されるすべての不知火がきれいな形をしているわけではありません。

今年吉田家で採れた、いわゆる、奇形・規格外というものです。ウサギの耳のように見えなくもない・・かな?いったいどうやってこんな形になったのか・・・。ミカン農家にもわからない謎なのでした。

みなさんどうでしたか?以外に知らなかった人も多いのではないでしょうか。
1月ごろに収穫を終えた不知火は、追熟期間を経て2月ごろから出荷されます。(ハウス物はまた違いますが。)
これからの季節、たくさんの不知火(デコポン)が店頭に並びます。
みなさん是非ご賞味ください。

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