ひょっこりポンカン島

―――――――――――――――下浦地区振興会―

下浦町の基本情報

天草市下浦町の概要

「獅子が舞うポンカンと石工の里」しもうら

「熊本県天草市下浦町」
下浦町は古くから柑橘栽培と石工業の町として栄え、天草上島と下島をつなぐ本渡瀬戸より南方へ2キロ、
天草上島の西南端、本渡地区の東部に位置しています。
面積は約14.40㎢、人口:1,805人(H28.9.30現在)、世帯数:773世帯(H28.9.30現在) 
下浦町までのアクセスマップ

下浦石工

下浦町には、下浦石という良質の砂岩が大量に産出されました。肥前白石藩の武士であった松室五郎左衛門が宝暦10年(1760年)、下浦町の石場に移り住み、石工の技術を伝授したのが始まりとされています。この下浦石と下浦石工の技術は、九州一円はもとより中国、四国地方までも活動の場を広げ、長崎オランダ坂の石畳、国宝大浦天主堂の建築、端島(軍艦島)の石垣護岸や三角西港護岸の築造など、多くの世界遺産を支えています。また、市内本渡町にある国の重要文化財である「祇園橋」や天草各地にある石橋の他、八代干拓を始めとする九州各地の干拓堤防作りにも関わっています。


柑橘栽培

下浦町は、海に面した傾斜地が多く、みかんの栽培に適していることから、古くから柑橘類の栽培がおこなわれてきました。
明治43年に温州みかんが導入されたのをきっかけに、大正14年には愛知県からポンカンが導入され、「天草ポンカン」発祥の地として、今なお当時の原木が石場地区に残っています。 
海を眺めながら、太陽の光をいっぱいに浴びた香り豊かなポンカン。自然の恵みと生産者たちの愛情に包まれた旬の味覚は柔軟多汁、甘さが際立つおいしさです。
現在は、ポンカンの他、デコポン、天草ばんかん、温州みかんなど、様々な種類の柑橘類も栽培しています。

下浦町のみかん
下浦町のみかん農家さん 

下浦獅子舞

下浦獅子舞は宝暦5年に倉岳町宮田から伝わったとされ、下浦から瀬戸海峡を渡り、天草下島各地に広まったと言われています。毎年10月の神社の秋祭りはもちろん、全国各地に活動を展開しており、平成10年にはニューヨークのカーネギーホールでも海外公演をおこないました。

下浦例大祭について