ひょっこりポンカン島

―――――――――――――――下浦地区振興会―

ふるさと祭り

ふるさと祭り

下浦ふるさと祭り (次回は平成30年2月4日)
下浦ふるさと祭りは、平成4年から始まりました。今年は25回目になります。
下浦は「獅子が舞うぽんかんと石工の里」がキャッチフレーズ。
公民館活動の一環として特産品のぽんかんと石工業をもっともっと盛んにしたいという気持ちから、他のまちに先駆けてふるさと祭りが開催されました。「ぽんかんと石工の里」のふるさと祭りです。
“ぽんかん”は石場地区の 松岡新太郎さんが大正14年に、愛知県から苗木30本を取り寄せて試植したのが始まりです。とても香りが高くおいしかったので栽培が広がりました。91年前のことです。ふるさと祭りにはこの貴重な原木の子孫のぽんかんを景品として差し上げています。
下浦は、海に面した傾斜地が多く温暖でみかんの栽培に適しているため、温州みかん、あまくさ晩柑も栽培され、ほぼ一年中収穫ができます。
“石工”は石工の元祖松室五郎左衛門は、元肥前白石藩士で、宝暦10年頃天草下浦村石場に移り住み石工となりました。
村人に石工の技術を教授し、当地の石工業の発展に寄与し、天明3年(1783年)に没しました。
五郎左衛門の石工技術は、地元石工に受け継がれ今日に至っています。
国指定重要文化財祇園橋や楠浦の眼鏡橋、長崎のオランダ坂の石畳をはじめ、各地の鳥居、石仏、墓碑など数多くの先人の作品が今も残っています。天草は石の島と言われています。

ふるさと祭りは、まず、大きなテントを熊本の業者さんに建ててもらい、その下にステージを作ります。
テントを立てるときもステージを作るときも石工組合の青年部や果樹組合の青年部、下浦振興会青壮年部のみなさんの助けのもと準備がされていきます。「ふるさと祭り」はそれほど町民にとって愛されているお祭りです。
保育園児や小学生、中学生、老人施設の皆さんが体育館に絵画、習字、作文他いろいろな作品を展示します。運動場にはテントを30張ほど張って野菜や魚、うどん 焼きそば、豚汁、お餅 農機具などなどを販売します。
中央には大きくて高いやぐらを組みます。やぐらの上から餅を投げます。
これらの準備は各集落区の区長さんや各青壮年部の皆さんが準備をします。
餅投げの時の盛り上がり!!
日頃の下浦のひとびとのコミュニケーションによって成り立っているふるさと祭り。
2月はとても寒い時期ですが、人出も大変多いお祭りです。
是非みなさんにも参加していただきたいお祭りです。



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